鬼首山学校

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今日は爽やかな秋晴れの鬼首
稲刈りもピークを迎え、田んぼにはくいがけがたくさん並んでいます。
くいがけが整然と並んでいる風景は、ふるさとの趣にあふれていてやっぱりいいですね!

さて、昨日のこと
山学校では桶職人の金田孝一さんによる桶作り体験が行われました。
参加したのは鬼首小学校の5・6年生のみなさんです。
12月の学習発表会で「鬼首再発見」というテーマで、木材産業関係の発表をするそうです。
また、5年生は作る物によってどんな性質の木が向いているかなどを考える学習をするそうです。
「よろしくお願いしま~す!」元気のいい挨拶が気持ちいいですね。

まずは金田さんからのお話です。
「昔は産まれてすぐに使う産湯も、死んだ時に入る棺桶も、風呂も水汲みも排泄物をすくうのも全部に桶を使っていて、生活に桶は欠かせない物だったんだよ。鬼首でも昭和初期までは桶だけでなく、わっぱや重箱も作られていたんだよ。今日は大体の桶の作り方だけ覚えていってね。」
「木には柾目(まさめ)と板目(いため)があって、柾目は見た目はかっこいいんだけど塩分がしみ通りやすいから寿司桶なんかに使うんだけど、塩分が入るような物に使う場合は板目の方がいいんだ。一本の木でも外側の白い所は水分を吸いやすくて腐りやすいから、内側だけ使うんだよ。あすなろや鬼首ではねずっこ材って呼んでる木が桶には向いてるんだ。年輪を積んでいる木の方が丈夫なんだよ。」木の特性についてのお話をメモを取りながら聞いている子供達。真剣な表情です。
板を割ったらかんなをかけて板にカーブをつけていきます。かんなも内丸という下の部分が丸くなっているかんなと、外側を削る外丸というかんながあり、一枚一枚削ってカーブを合わせていくそうです。桶の作り方や一個の桶に使う板の枚数のどに基準は無く、すべて長年の経験と勘で作るそうです。
かんなやナタを使うので「木の仕事は気をつけてね・・・」ユーモア溢れる金田さんのお話で雰囲気も和みます。

大体の板の削り方などの説明の後、作りかけの桶をバラバラにして子供達が組み立ててみるようです。
3チームに分かれて挑戦です。
「こっちが上じゃない?」「最後の一枚が入らないな~」などと言いながら組み立てていますがなかなか難しいようです。
金田さんにも手伝ってもらってやっと組み立てることができました。

最後に子供達から金田さんに質問です。
「桶作り職人になろうと思ったのはなぜですか?」
「私の親が桶職人だったから。」金田さんからも子供達に質問です。
「大人になっても鬼首に住み続けたい人?」全員が手を上げました。
金田さんは続けます。「大人になってどんな職業についてもいいから鬼首の山のことや木のことを忘れてほしくない。ふるさとの良い所を忘れないで育ってほしい。今は仕事がないと言うが、きのこや山菜など、山には資源がたくさんある。職業を選ばずに、苦労しても何でもやるぞ!という気持ちでくじけずにたくましく生きてほしい。」
本当にその通りだと思いました。
桶作りや木を通して子供達はどんなことを感じたのでしょうか。
12月の学習発表会がとても楽しみになりました。
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廃校となった元・鬼首中学校木造校舎を利用し、イベントや体験をとおして鬼首の緑豊かな自然と人々をつなぐ、そのお手伝いをしています。

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