鬼首山学校
  • 2011年03月

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昨日の夕方は、街灯がついている?と勘違いする程、山学校多目的ホールも夕焼けに照らされていました。

そういえば、日中、「雨が降ってきましたよ。」と意外そうに校長が。
・・・天気予報通りだな。と思った程度で、すでに晴れていた事にも気付きませんでした。

夕焼けが赤いな、丸いな、眩しいな~。
今日は外を見る余裕が全くなかったな~。
と、西の空を眺めて歩いていたら、遠くから普段は見かけない女の子。中学生かな?
こんにちは(:->) あれ?お返事無いけど、何か言いたい様子。
「赤くて丸い、小さいものが落ちていませんでしたか?」

ゴメンネ(:-<) 横ばかり向いていたから、気付かなかったよ(:-<)
どれ位の大きさ?そんなに小さいの?と事情を聞いていたら、遠くから自転車のおじさんの叫ぶ声が。
「あそこに赤い財布みたいの、おってたぞ~!」

慌てて彼女は向かい、探し物を発見(:->)
そっか、赤くて丸い、お財布だったのか。それは焦るね。
良かった、良かった。と自転車のおじさんとサヨナラして、西に向かって ちょっと寄り道。夕焼けがどこかに消えてしまったな。山学校ブログが毎日白いとコメントを頂きましたが、その通り。まだまだ鬼首は白いのです。
雪が降っても道路はすぐに解けますが、除雪の塊が中々解けません。でも、先程のおじさんのように、安全に自転車が活躍できる時期にはなりましたよ!
帰り際に校長が、「もう水抜きは良いでしょう」と。凍結防止対策もいらなくなりましたよ!

まだまだ寒いし、防雪柵はズラッと並んでいますけどね。夕方5時半。まだ明るいけれど、今日も日が暮れる。
1日1日が早いな~。
大地震から20日が経つのか。
最初の数日は、とにかく「待つ」しかできなかったから、1日が永遠のように長かったな~。

何でも、「待つ」のは時間を長く感じませんか?期限が無いのは特に。
逆に、「待たせている」時は、あっという間に時間が過ぎてしまいませんか?

一刻も早く!と復旧、復興に携わっている方々に、時間も分けて差し上げることができればよいのですが。
まずは活動の妨げになるような行動はとらないことが協力でしょうか。夕日はどこにいったかな?後ろを振り向いても見当たらなくて。
私が追ってきた赤くて丸いものは、カムロの後ろに隠れたのかしら?
夕日の撮影はまた次回。

今朝は窓を開けると、靄かな?真っ白でカムロが全く見えませんでした。
その内、雨が雪に変わり・・・すぐに止みましたが、また雪の上に雪が被ってしまいました。
まだまだ鬼首は白いです。

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昨日、3月29日、大崎市立鬼首小学校では卒業式が行われました。

朝、小学校前を通りがかった時に、『卒業式』の立て札を見た時にはホッとしました。この震災による影響が大きい中で式典をあげることができ、心から感謝します。

晴れ渡った空が、白い山々が、前途を祝しているようで眩しいです。

子供達のリコーダーらしき音が聞こえてきます。
学校に子供の気配がすることはとても嬉しいです。
まだ余震も続き、随分怖い思いをしただろう、しているだろう子供達が登校できたことが嬉しいです。

厳粛に行われた鬼首小学校卒業式に、我が鬼首山学校校長も参列させていただきましたので、その様子を。

卒業児童は11名。お休みも無く、11人全員が揃って、卒業証書を受け取ることができました。鬼首小学校卒業生の人数は、創立の明治7年から この春で、4893名となります。


今、式次第の冊子を拝見しておりますが、私は保護者としても来賓としても卒業式に参加したことがないので、驚く事が沢山あります。

「卒業児童名簿」があること。それには卒業番号と、保護者のお名前と、住まいの地区が載っていること。
「1年間の思い出」として、行事名と、それぞれに児童の感想があること。
大会の結果など、輝かしい「子供達の活躍」が載っていること。
そして、「別れの言葉」挿入歌の歌詞が載っていること。

卒業児童の歌にも、在校児童の歌にも、未来を信じているという内容が溢れています。
心にしみます。この震災後の大変な状況と重なり、涙ぐみたくなります。

子供達は、この胸打つ歌を、元気に大きな声で合唱してくれたことでしょう。冊子の最後には鬼首小学校校歌が。
美しい鬼首の情景が思い浮かぶ素敵な歌詞です。
校歌に学校名が全く出てこないことが私には不思議ですが、短い歌詞の中に鬼首の魅力がギュッと詰まっていて、確実に鬼小の歌だと分かります。

この校歌は昭和45年制定。ということは、うちの山学校校長も同じ校歌で育ってきたのですね。
今度、校長に歌ってもらおう。
でも、やっぱり、子供達が歌う校歌が聴きたいな。

「楽ではない」
楽しいことは、楽(ラク)なことではない。
様々な困難を乗り越えて、楽しい事に辿り着く。


卒業おめでとう。
みんなが、これからも元気で、「楽しい」毎日を過ごせるように、一歩一歩前に進んでいくことを信じています。

私たちも、君たちに負けないように頑張るよ。

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今朝の鬼首は眩しい朝焼けでした。お天気が良いと、日毎に夜明けが早くなっている事を実感します。

朝6時。まだ車も無く、静かな田んぼ。
唯一、カラスの鳴く声が聞こえます。

禿岳。雪が溶け、吹雪も止み、麓の家並みも見渡せる様になりました。

スキー場方面の空はスッキリ。

今日は、お隣、鬼首小学校の卒業式です。

このような状況の中で、卒業式を執り行うことができる事に、感謝です。
そして、門出を祝う晴れの日が、晴れであることにも感謝です。みんなに明るい道が待っている、と願っています(:->)

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今日も鬼首には雪が降っています。余震も続きます。水たまりも霜もゴリゴリな程、冷え込んでいます。鬼首山学校の校庭は、雪が溶けたり凍ったりを繰り返し、まるで陸と海の様にも見えます。除雪の山は柔らかく、長靴では埋もれてしまい、全く登ることができませんでした。グズグズ冷たい雪に埋もれながらも、緩くなった雪に季節が進んでいることを感じます。

晴れ間は束の間。また、風に乗って大量の雪が舞ってきました。何もしなくても時は確実に流れていて、この雪景色が桜咲く春になる日は、その内にやってくるでしょう。

でも、今、最も待ち侘びるのは、流れて去る四季の春よりも、皆が穏やかに、麗らかに過ごすことのできる春。
ただ時を待つのではなく 小さくても協力することが、みんな一緒に美しい春に向かって進んでいるのだと信じて行動しています。

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今は薄曇りで落ち着いた天気の鬼首ですが、毎日のように午後になると雪が舞います。

一昨日も余りに寒かったのでトボトボ歩いていたら、擦れ違いに元気な声が。
「おい!すぱに行かないか?」
ご近所さん達が「すぱ鬼首の湯」に車を相乗りで向かう所でした。

うちのお風呂は灯油で焚くので、この燃料不足時、どれだけ節制しようか、お風呂にはとても気を遣います。
このお誘いは、灯油も残り少なく、車も使えない私には、大変ありがたいものでした(:->)

ここ鬼首には鳴子温泉郷の一つ、鬼首温泉があります。
ただいま、無料開放中の「すぱ鬼首の湯」。ここは「木の風呂」。

特に、栗原方面からお越しの方、避難されている方、また、灯油不足で自宅のお風呂を控えている方に、是非、ご利用していただきたいです。

「すぱ鬼首の湯」は第3セクター方式で運営されており、今までも地震等の災害時に無料開放を行ってきました。ここは露天の「石の風呂」。

この温泉によって、少しでも、心も身体も癒していただけたら幸いです。

すぱには他にも「タイルの風呂」、「レンガの風呂」など4つのお風呂が男女日替わりで楽しめます。こちらは休憩場所。
お風呂で困っている方が沢山いらっしゃる中、鬼首の地域資源によって、少しでもお役に立てればと思います。

しかし、現在は広報不足か、「すぱ鬼首の湯」に足を運ばれる方が多くはありません。
どうか皆様お誘い合わせの上、鬼首・吹上高原「すぱ鬼首の湯」にお越しください。

この温泉という鬼首の資源が早く活用して頂ける事を願って、心よりお待ちしております。
また、すぱ鬼首の湯にお越しの際には、タオルをご持参下さい。

さらに、洗濯機が2台設置されました。1回 200円でご利用いただけます。
乾燥機はございません、ご了承ください。

(株)オニコウベ すぱ鬼首の湯 
お問い合わせ : TEL 0229−86−2493
ご利用時間   : 午前10時~午後5時(最終受付 午後4時30分)
地図はコチラ

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今朝は、待ちました。
雪が落ちてはいますが、晴れの鬼首。
寒いので、玄関で張っていましたが、もし見逃したら・・・
通勤には少し早い為、鬼首山学校とは逆方向の秋田方面に歩いて待ちました。

来た~!昨日の出勤時、開口一番、校長に市営バスについて質問したところ、
「動いていないと思いますよ。役所に確認してください。見かけるまでは・・・。」

そう、見かけるまでは!と私も思っていたのです。
だから、見かける為に朝から待ちました。

来た~!!
バス~!!
喜んで待っていたので、当然、運転手さんが減速、「乗るの?」とジェスチャー。
おはようございます!今日は乗りません。行ってらっしゃい!、と私もジェスチャー(:->)ここはバス停もありますが、乗下車フリー区間ですから何も無い道端でも、手を挙げると止まって下さいます(:->)

確実に運行しています!あぁ、嬉しい!最近は緑のバス「なるこ」車両がお休み中の時もあり、今日も渋い色で目立ちませんが、確実に大崎市営バスが運行しております!
現在の臨時ダイヤは、平日1日1往復。それでも生活が大きく便利になりました!
市営バスは、自家用車以外の唯一の交通手段です。鬼首には、電車も、民間バスも、タクシーもありません。
病院も、お医者さんも、薬局もありません。
市営バスは大切な生命線です。これで随分、楽になります。
バスを上手く活用して相乗りすれば、燃料不足の協力にもなります(:->)大変な思いをされている他の街の早い復興も祈っております。

因みに、鬼首には消防署もありません。
緊急の用事が無いに越したことはありませんが、消防車も救急車も到着に時間がかかるので、もしもの際には、まずは地元消防団の方々が活躍して下さいます。
地域が地域を守っています!素晴らしいです!

無い、といえば、私が引っ越してきた際に、下水道が通っていなかったり、シャワーがなかったり、それには驚きませんでしたが、新聞屋さんが無い事は盲点でした。
それまで契約していた全国紙に断られたことにはビックリ。
そして、新聞は全て新聞屋さんが届けてくれるものだと思っていました・・・。
今週は山学校にも地方紙が届きますが、配達してくださるのは郵便屋さんです(:->)

本日予定されていた鬼首小学校卒業式は29日に延期されました。
風邪をひいている みんな、早く治して元気な姿を見せてね(:->)

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今朝から雪がちらついています。今日は冷たい、鬼首です。曇り空が淋しく見えますが、寒くはありません。冷たいです。
雪は随分と沈んで、もうすぐ山学校が見えそうです(:->)
職員たちは、荒雄湖畔公園の浄化槽を点検に出かけています。

今日も嬉しいことが(:->)

通勤時、お隣の鬼首小学校からピアノの音が聞こえてきました!もしかして?!と耳を済ませましたが、子供たちのカワイイ歌声はまだありません。伴奏だけでした。
でも、明日は急遽、卒業式が行われるそうです。

一つ一つ進んでいます、鬼首。


夕方、学校エリアを抜けて鬼首商店街に入ると、かけられる挨拶は、「おばんです~」よりも「おかえり~」が増えます。
ここに住んで もうすぐ2年になりますが、実は未だに、この挨拶に不慣れです。

おかえりと言われる度に、毎回フワッと心が温かくなるので、返答に間ができてしまいます。
ただいま帰りました、なのかな?と考えてしまうので、さらに間が空いてしまいます。

「おかえり」のお陰で、商店街に入った途端、自宅に戻ったような気分になります(:->)
自宅は商店街にはありませんが(笑)

昨日の帰りも、「おかえり~」と声をかけて頂きましたが、雨と花粉を避けて下を向いていた為、直前まで人の気配すら気付かず、慌てて顔をあげた時にはすでに遠く、後ろ姿に、こんばんは~!
そこで、アレ?「笑顔の待合室」が開いている?しかも、運休のお知らせが剥がれている!
動いていないでしょ~?まさか見逃した?と心逸りましたが、やはり剥がれてしまっただけでした(:-<)この、バス停一つ分の間、半信半疑でも喜んでしまいました。
これが本当に喜べる日が来ることを、協力して待ちます(:->)
ただ、嬉しい事に、明日から臨時ダイヤでの運行が始まるようです。

一つ一つ進んでいます、鬼首(:->)

因みに、鬼首商店街に大崎市営バス停留所は3つ。中田野、原台、鬼首学校前。
鬼首地区にガソリンスタンドは3軒。
今日は この中田野停留所付近にある、旧道店でも元気に働く姿が見えました(:->)私は徒歩通勤。それに灯油も買い控えているので、先週も営業をされていた他2軒にも寄る必要が無く、本当に、久しぶりに見ました!灯りのあるガソリンスタンド!
徐々に戻っているようで嬉しいです(:->)

営業も、学校も、交通も、まだまだ通常には戻りません。
でも、一つ一つ確実に進んでいる鬼首です(:->)

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沢山のご心配・応援をありがとうございます。
皆様へ心よりお見舞い、ご冥福、さらに感謝と祈りを込めて、この小さなブログでは これからも皆さんの大好きな鬼首の様子を、明るく正しくお届けする様に努めます。

今日は朝から嬉しい事がありました!
通勤途中に、「おはよ~!!」
ん?ん?この声、どこから?と思ったら、後ろに、カワイイご近所さん親子が(:->)
「大丈夫だった?」とお気遣い頂き、ホントに嬉しいです。皆さんのが余程大変なのに(:-<)

ここのところ、こういうご挨拶ばかりで、朝はすっかり遅刻気味です。校長、スミマセン。

久しぶりに元気な姿を見られた事への安心と、優しさにホロリとしてから、気が付きました。
あれ??保育所に行くの?先週、鬼首小学校も鬼首保育所も、先生方の働く様子は伺う事が出来ましたが、子供達の姿は見かけることができませんでした。
保育所は先週も開いていたそうですが、彼女は今日から、なんだって。
そうだよね、怖かったよね。大人だって、今もとても怖いもの。

頑張ったな。頑張ってるな。と彼女の勇気に感動しました。
それに、子供たちが保育所に通う姿を見ることは嬉しいです(:->)
あれ?今までも通勤時に通園には出会ったこと無いな・・・やっぱり私、遅刻じゃない?

更にもう一つ。
先週の鬼首山学校は、留守番の私一人という時間が多くて、燃料も使いたくない・・・と、ひたすら雪かき、学校整備という時間が多かったのですが、今日は職員たちが徐々に戻ってきました。
まだまだ燃料不足だったり、復旧に追われていたり、中々通常業務には戻ることができませんが、元気な顔を見ることができただけでも、本当に嬉しいです。ありがとう。

そして、吹上高原、「すぱ鬼首の湯」鬼首山学校職員・理事達は除雪に出かけました。『ただいま、当館の入浴は、無料でご利用いただけます。
被災された方、鬼首にお越しいただいたお客様、どうぞゆっくり身体を温めて下さい。 (株)オニコウベ すぱ鬼首の湯』
ということで、オープン中です。
皆さん、是非、ご利用ください(:->)

正面・駐車場はこの通り、キレイに雪が解けております。
今日は車いす用スロープの除雪を済ませました。除雪が進むにつれて、スロープには「やさしい木道づくり『鬼首インデペンデンスボードウォーク』」の姿が。これは新潟県中越沖地震の被災地 新潟県旧山古志村の皆さんから届いたメッセージボードです。2008年の岩手・宮城内陸地震について頂いたものですが、まるで届いたばかりの様に、この温かい言葉は今も輝き続けています。コツコツと少しずつでも前に進んで行きたい。明るい道を開きたい。ここは温泉郷。
鬼首の温泉で、心も体も、少しでも、疲れを癒して頂けたら幸いです。

(株)オニコウベ すぱ鬼首の湯
ご利用時間 午前10時~午後5時(最終受付 午後4時30分)
お問い合わせ すぱ鬼首の湯 TEL. 0229−86−2493

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あれから1週間が経ちました、早朝の禿岳です。静かに落ち着いた景色に見えますが、6時半には街が動き出しています。
雪の日は4時頃に始まりますから、今日は春基準ですね。春分の日も近い。

今日は今朝の鬼首の様子と、「山学校ブログ管理人」ではなく「鬼首に一人住まいの私」として、お届けします。私の失敗を記録しておきます。

11日、地震があった時、鬼首山学校・事務室に一人で仕事をしていました。
アレ?と仕事の手を止めて様子を伺っている内に大きく揺れ始め、この吊るされた蛍光灯が天上まで暴れていました。驚くことに、後ろの棚からは何も落ちていません。

異常事態だとはすぐに分かっても、次の行動を判断できず、逃げるべきか、机の下に隠れるべきか・・・ただただ椅子に座って、ガシャンガシャン激しく揺れる蛍光灯を見つめていました。
終いには、何故これほど揺れているのに落ちないのだろうか?何にもぶつからないのだろうか?と蛍光灯から目が離せなくなりました。

結局、他の部屋で仕事中だった職員達が揺れる中、校内を見回り、私に気づき、逃げるように誘導。数人に怒鳴られた事で、仕方なく立ち、玄関から校庭に出ました。
それでも、まだまだ揺れは続き、校庭の木々も右に左に大きく曲がっていました。

「念の為、フェンスからは離れた方がいいよ」
と言われても、横揺れに立っていることができなくて、どう重心を保てば良いのだろう、とずっと考えていました。
それからも揺れる景色を皆で眺めていました。その位、長く揺れは続きました。

やっと止み、職員たちは、事務室の棚から落ちた額のガラスの破片を片付けたり、部屋の真ん中まで大きく動いた印刷機とコピー機を戻したり、他の部屋や体育館まで被害を確認に見回ったりテキパキ動く中、私はずっと揺れが続いている気がして、ただ玄関で外を眺めていました。
自分が少しでも動くと、揺れているのか、気のせいなのか、全く区別ができなくて、何もできず、ただ眺めていました。

今思えば、ドアを開けてくれたことにも感謝しなければなりません。
出入り口の確保、全体の状況確認、冷静で勇敢な行動でした。
私には何もできなかった。

外出中の校長たちも戻り、自宅を確認するように指示されたので帰宅しましたが、街は静かでした。何人かを見かけたとも思いますが、その日は傘をさしていた為か、(そう、何かが降っていた。)普段の様な挨拶は、誰とも交わしていません。

部屋に戻ってからは、揺れているとか考えている余裕は無くて、とりあえず点検。
停電と、リンゴが一つ落ちた事と、クローゼットの扉が開いていた程度で(それはクローゼット内部の上段から下段に物が一つ落ちたことで開いたようだ、と後に気づきましたが)、他は何も変わりがありませんでした。

まだ日があって良かった。非常用持ち出し袋からラジオを探し、懐中電灯・・・しまった!電池が傷んでいる。買い置きでも足らず、ガス湯沸かし器の電池を取り外す事に。
その後すぐに、隣に住む大家さんに状況を報告、戻って、まず水を貯めました。

とりあえず親に連絡、と思ったら沢山の安否確認メールが!しかも、携帯電話は電池切れ寸前。親には一言だけメールをして、他は後で考えよう。

停電ということは、暖房が無い。ガスはある。湯たんぽと厚着と布団で凌ぐしかないな。
火から離れるのが怖いので、お湯が沸くのを前でじっと待ちました。
その用意ができて、完全に日が落ちました。

そこで、やっと座って、ラジオをつけて、大変な状況になっている事に気づきました。
どうしよう?未だザクザクとメールを受信している様子。誰に連絡すれば良いんだ?
とりあえず何か口にしておこうと、慌てて食べてみる。

さて、携帯電話を開くと電池を失ってしまう、なるべく長持ちさせるには・・・設定を変更すること・・・あぁ、時間の問題だ・・・一気に操作を済ませること。
171・・・それを皆が見るだろうか?
連絡してきた相手をザラッと確認後、誰に連絡するのが効率的に私の無事を広く伝えられるだろうか?と悩んで確実な数件だけをメール送信。
携帯の通話どころか、メールも繋がりにくいという事に気づいて、ひとまず固定電話を確認したら、あれ?繋がる!

実家に電話し、兄弟にも伝える様にお願いし、慌てて切る。
他に固定電話が通じるところ・・・懐中電灯で住所録と年賀状から探す。
・・・皆無だ・・・みんな、電話番号も書いておきなさいよ!とおかしな八つ当たりをしてから、以前の勤務先に連絡することを思いつく!・・・市外局番でさえ思い出せない・・・もう一度、手帳を探し直して、私を心配していた方々に繋がった事にとても感謝しました。

そこで力尽きて座った途端に動けなくなり、立とうと思う度にガタガタ揺れがあり・・・それまでも揺れはあったはずですが思い出せません。それ程に慌てていたということです。

揺れとラジオから聞こえる悲惨な緊急速報と寒さに負け、171をしなくては・・・トイレ・・・どれも悩むだけで、立ちたくても、すぐに揺れが来るから怖くて動けない。いつのまにか、携帯の充電は切れました。
夜でも横になることはできず、すぐに逃げ出せるように座ったまま毛布を被り過ごしました。

そうしている内に寒い朝が来て、外からは酷い風の音。
日があれば多少は暖かくなるかも・・・でも隙間風が寒そう・・・窓を開ける気にもならなくて、やっとのことで立った時には、固定電話も切れていました。

夜が明けた頃から、沢山の車の音。秋田へ向かうのか?鳴子に下るのか?そこまで判断はつきませんが、とにかく恐ろしいスピードの音が続きます。
ご近所も皆さん、出かける音がします。

気を確かにしなくては、と思っても、何もできません。
週末、仕事は休みなので急ぐことはないかと諦めました。

ラジオは益々恐ろしい状況を伝えるし、外でも慌てている音がする。
とりあえず私にできることは、普段の生活を送る事・・・雪かきをしよう。
動いたついでに湯たんぽを入れ替えて、後はひたすら揺れに耐える。

揺れる。逃げ出す必要があるかな?と考える。ラジオの速報を待つ。
ひたすら、その繰り返し。

静かにしていると、一層、外の声が聞こえる。
そんなにスピードを出さないで!慌てるのも分かるけど、中にいても怖い。
バタンバタン、ご近所の車のドアの音も、会話も聞こえる。
「~だって!」
様子は明るいから、被害や災害では無さそうだ。
停電だから、石油ストーブなど普段は使わない火で暖をとる家庭が多いだろうと思うと、火災の危険がより高まる。どこで何が起こっているのか、外の状況を無視することはできない。
でも、聞こえてくる感じでは、世間の噂話と、どこで何が手に入るのか、慌てて買いに行く話の様でした。

惑わされてはいけない。正しい情報だけを聞かなければならない。
ぐったりしていたらドアをたたく音がして、私の状況を確認に来て下さったとの事。
そこでようやく落ち着き、今、何を用意しなくてはならないか、と考え始めました。

家財は何も動かなかったけれど、とりあえず床に置いておこう。
逃げる際に持ち出すものも集めなければ・・・着替えや生活用品を揃え、貴重品をかき集め、最低限の住所録を作り・・・それだけで、寒さと揺れで動く気も失せ・・・今、何時だろう?

ラジオの時報も、聞きたくないけれど聞かなければならない悲惨な情報と一緒になって流れ続けていることは分かっていたけれど・・・時計を置いた方が良いな。
このままだと永遠にこの状態が続く気がしてしまう。
眠らない、眠れないので悶々と考え事ばかりしてしまう。
気をそらそうと思っても、揺れる、寒い、聞こえるのは想像もしたくない状況ばかり。

そうして、2度目の朝が来ました。因みに、私が見た月曜からの鬼首商店街は、いつもより忙しそうでした。繁盛という言葉は相応しくありませんが。
帰省した方々や、学校がお休みになってしまった子供達で普段より街に人が多いような気がします。

さて、2度目の朝が来たことは分かっても、状況は何も変わっておらず、ひたすら耐える。
段々、気分の悪さに動く気も無くなる。
寝不足と・・・そうか、食べていないからか。立ちあがった時に、少量の水分と、何かを口にはしたはずですが、思い出せません。

ラジオから、エコノミー症候群に注意と聞こえて、あぁ、ずっと固まっていたのも良くなかった。と反省し、体を動かしてみる。

本でも読んでみようかと思うけれど、本を支える手も顔も冷たいし、揺れで本も読めないし、気が散ってばかりで、無理して読んでも内容も入ってこず・・・諦めて、毛布で寒さと揺れに耐えることを続ける。

ラジオから安否確認の情報が流れてくるようになると、連絡をつけることができなかった友人たちが気にかかる。何も連絡する手段はないので、ただ祈る。

翌朝は月曜、出勤日。目覚ましだけは用意して、寒い夜、長い夜を耐える。
結局、揺れでトイレにさえ立てない、と思う内に夜明けは来る。


出勤して、ここの鬼首には2次被害が無い事を知る。
皆が慌てていたのは、やはり買い物・普段通りの生活か~と実感する。

伝え聞いた情報や、周りの行動に流されてはいけない。
余計な心配をしてはいけない。
今、究極に困っていることはない。
買い物でも、お風呂でも、慌てる事はない。
私には幸い、家族はココにはいない。私を探していることもない。
慌てないで自分の健康を守る事、他は後で良い。

この月曜日・地震から3日目に通電してからは、考える事が変わってきます。
今日も幸せな事に信号は機能しています。

テレビで見る悲惨な映像、物資や安否情報を求める悲痛の声。ラジオが伝えていた通りでした。

2日目からは布団で寝る様にはしましたが、変わらず、ウトッとしたかな?と思う事はあっても、全く時間が進んでいない、朝もやってこない、眠れない夜でした。
その暗い中、携帯がメール受信を始めた事に気付いたのは朝4時。驚きの受信数。
その中に、「災害用伝言板にあなたのメッセージ登録を希望している方がいます」というメールを見た時には、自分にガッカリしました。なぜ登録しておかなかったのだろう。どれだけ心配をかけたのだろう。
携帯の電波が安定しているとも限らないので、朝にはメールを済ませた方が良いだろうと、真っ暗の中で、ひたすら返事のメールを送る準備をしました。

仕事から帰った後は、こちらから探し出さなければならない友人に連絡をとりましたが、自分からのメールを受信することで携帯の電池を奪ってしまうかもしれない、と私からの連絡をただ大人しく無事を祈って待ち続けたと聞くと、申し訳なさに泣きたくなりました。
今すぐにでも会いに行きたくなりましたが、私が動く事で余計なエネルギーを使ってはいけません。交通・流通の邪魔をしてもいけません。市営バスがお休みなので「笑顔の待合室」にも人はいません。

今、ここで私にできることは何だろう?

家族や友達を安心させるには、きちんと連絡を取り、無事で健康にいること。
正しい情報だけを信じて、世間に惑わされないこと。
慌てないで、良く考えてから行動すること。・・・燃料も電気も商品も、今の私が絶対に必要なものだろうか?と考えると、買い物に行く気も起らないし、薄暗くても、寒くても健康さえ害さなければ、我慢の範囲。小さな事でも控えることが協力に繋がっているはず。
そして、無事を信じること、祈ること。日本の力を信じたい。


昨日、固定電話が繋がったお陰で、やっと家族の声を聞きました。
鬼首はこの無事な状況ですから、無事と伝えるしかないのですが、ずっと気を張っていたのか、あの日以来、初めて、きちんとご飯を食べました。そして、初めて、記憶の無い夜を過ごしました。夢も見ず、速報も見ず、ゆっくり眠ることができたようです。

今日は鬼首小学校、卒業式の予定でしたが延期です。
でも、まだまだ揺れています。
余震だけではなく、隣が席を立ち、机が動いただけで、地震か?と怯えてしまいます。
立ったり座ったりすると、自分が動いたのか、周りが動いたのか、判別がつきません。
これは、この実害が無い、鬼首で過ごしている私の話です。

今、できることは何だろう?

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宮城県大崎市鳴子温泉鬼首は無事です。固定電話が繋がり、ようやく鬼首の情報をお届けできる事に感謝致します。
沢山のご心配をありがとうございました。

鬼首は大丈夫です。
皆様の無事を祈るばかりです。
この大変な状況に胸が痛み、言葉がありません。

巨大地震当日の3月11日、鬼首は大きく揺れましたが、実害は無く、人も街も無事でした。鬼首山学校では滑車のついた物が動き、整理の良くない物が落ちた程度です。
事務室の吊るした蛍光灯は天井にぶつかるか、窓を割るかと思った程に暴れましたが、無事でした。
廊下は全くいつもの通り、上にある物も賞状もそのままです。雪で隠れていますが、鬼首中学校・校舎も体育館も被害は見当たりません。地震直後から電気は止まりましたが、固定電話・携帯電話、水道、ガス(各戸)には問題がありませんでした。

それから翌12日朝までに固定電話が不通。
私は早々に携帯電話の充電が切れたので正確には分かりませんが、週末の内に携帯も各社不通。
連絡がつかず、大変ご心配をおかけしました。

通電は3月14日夕方。深夜から携帯電話の電波が入り始め、15日早朝には回復しました。

そして、本日3月17日未明、固定電話も使用可能となりました。
鬼首では、現在まで2次被害も無いようです。
ただし、物流は滞り、郵便は昨日までが通常配達、鳴子温泉~鬼首の市営バスは不通です。

私は徒歩通勤ゆえ、毎日、勤務はしており、やっと鬼首の現状を発信できることに心が逸るのか、カメラを持つ手も震えます。
焦らない事、慌てない事、それが大事だと分かっていても、このブログ復帰1日目、鬼首の状況をどうお伝えしたら良いのか分かりません。
・・・震える位に寒いだけなのかも知れません。15日夜から雪。
重い春の雪は屋根に長く留まることなく、すっかり地面に落ちた為、昨日16日の朝は雪が溢れていました。
それを除雪した塊が完全に包まれてしまった、今朝の山学校です。フェンス脇、道路脇は全て昨日1日の除雪分です。雪が沈み、校庭の土が見える日も近いと思っていたのが、景色は冬に逆戻りです。
大量に積もりましたが昨日は暖かく、除雪された場所は道路が見える程、雪が解けました。
それなのに今朝はこの様子。寒い分、軽い雪ですが一晩で長靴が隠れる位の積雪です。

鬼首もまだ揺れますが、鬼首は大丈夫です。
被災地には、この雪も寒さも届かない事を願います。
皆さんの安全を祈ります。

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廃校となった元・鬼首中学校木造校舎を利用し、イベントや体験をとおして鬼首の緑豊かな自然と人々をつなぐ、そのお手伝いをしています。

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